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道楽を追い求めている男のブログです。

ベンチャーの資金調達についてのあれこれ

先日、年上の経営者の先輩方と話していた時に、最近のベンチャー資金調達ありきの現状について話題になったことがあった。

簡単に言うと、売上が上がる見込みを立てないまま、VCなどの投資家たちに資金を供給してもらうのを頼るのってどうなの?という内容だ。それでは虚業じゃないかと。

仰る内容はもっともで、投資家の財布の紐が緩いうちは、それで良いが、景気が悪くなって投資基準が厳しくなれば、売上の上がらない会社は滅びるしかない。

とはいえ、現状のベンチャーにおける資金調達ありきのビジネスも、お金で時間を買って、スピードの速い市場環境で戦っていくために必須という側面がある。特にグローバルに市場シェアを勝ち取りたい場合は。そして、シェアを十分に取ってから収益を上げて投資家と自分達に利益を還元する。それはそれで、ひとつのビジネスだ。

あと、視点を変えると企業の活動の多くは「資金調達」だと考えることもできる。個人ユーザーからの売上も、法人相手からの売上も、銀行からの融資も、国からの融資も、投資家からの投資も、全て資金調達だ。

だからVCなどの投資家からの投資ありきも危険だが、逆に売上だけに資金調達方法を限定する必要もない。多様な選択肢を自分のカードとして残しておくほうが良いのだ。

Airbnbという部屋を貸し借りできるプラットフォームサービスがあるが、売上が上がらない頃は、シリアルを売ってしのいでいたという。

そういう意味では、良い意味でも生き残るための手段を、現在行っている事業に限定しないことも重要かもしれない。これが正解という思い込みは、可能性を極端に制限することになる。

 

 

 

起業のファイナンス 増補改訂版 ベンチャーにとって一番大切なこと

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