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未来に先回りしてルールメーカーになれ!『未来に先回りする思考法』

現在、日本のベンチャー界でおそらく一番注目を浴びている人物がいる。その人物が、この本の著者、株式会社メタップス代表取締役、佐藤航陽さんである。

 

事業内容としては、人工知能技術を使った、アプリ収益化支援プラットフォーム「metaps」、決済手数料無料(月間100万円までの決済)のEC向けのオンライン決済サービス「SPIKE」、更には宇宙事業にまで幅広く事業を行っており、シンガポールを拠点に世界8拠点に展開しているやり手の経営者だ。

 

ちょうど本日、メタップスさんは上場初日を迎えることになる。予想時価総額は400億円超と言われており、日本では大型上場の部類に入る。

 

更には、研究者か哲学者とも言えるような思考のブログがとても面白い経営者の本を見つけてしまったら、「買う」という選択肢しか残っていないだろう。即レジに行った。

 

そんな行動も思考も一流の著者が上場日と歩調を合わせるようにして発売された本は、単純な「あなたが上場をするための10個の法則」などではない。

 

世界や人間、テクノロジーを原理原則から見ていき、99.9%の人間が見えていない未来に先回りするための考え方についての、佐藤さんの考えが述べられている。

 

AIやロボット、VRなどの先端テクノロジーの未来から、石器時代の過去までの歴史。そして国家、政治から企業。など著者の幅広く深い知識によって縦横無尽に展開されていく話はとても引き込まれて、次々とページをめくることになるだろう。

 

「なぜ現代の日本でイノベーションが生まれにくいのか」とか、「人間と機械、国家と企業などの境界線が溶けていく世界」とか、ベンチャー経営とは無縁の人間こそ、むしろ読んでみた方が良いかもしれない。例えば政治家とかね。

 

とはいえ、ベンチャー起業家や投資家にも非常に示唆の富んだ話もエピソードを交えて語られている。それは、アメリカの投資家に「投資を受けたいのならカリフォルニアに移住しろ」というアドバイスを受けたときのことである。

 

テクノロジーの中心はシリコンバレーだから、そこにいなくては大したことは出来ないというものだ。

 

しかし、著者の佐藤さんは、誰かがすでにルールを作ってしまった市場で戦っても得られるリターンは大きくないと判断し、シンガポールを中心にグローバル展開をする事を選択したという。結果は今の通りである。

 

このエピソードから、何か新しい事を始めたいのなら、ルールメーカーが存在していない領域を選び、自らがルールメーカーになれとエールを送っている。僕も最近ずっと考えていたテーマだったので、非常に深く腹落ちした。

 

・・・とここまで書いたが、実際に読んでみてほしい。

 

脳みその中で、何かパチンと閃くものに出会える良書だから。

 

 

未来に先回りする思考法

未来に先回りする思考法